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[F1本・感想] 新刊購入「F1を変えた30のテクノロジー 1987-2016」など3冊の感想 [モータースポーツ (F1・WEC)]

先日、三栄書房から発売された「F1を変えた30のテクノロジー 1987-2016」、最近購入した同じく三栄書房から発売されたから発売された「GP CAR STORY Vol.14 Tyrrell 022」、「レーシングオン 特集 F1最熱狂期 」の感想です。

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やっぱりこの時代の「F1」ってとても魅力的な車も多く、レース展開も面白かったですね。


■「F1を変えた30のテクノロジー 1987-2016 (2016.04.28 発売)

F1を変えたテクノロジー
価格:1199円(税込、送料無料)




最近のF1はレース結果を 雑誌「オートスポーツ」(三栄書房)のメルマガやTwitterで知る程度で、レギュレーションやテクノロジーの変化についていけず、最近の現状を知る上で本書を購入しました。

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1987年代からの30年間の革新的だったF1テクノロジーを図解などわかりやすく体系的に説明してあり、私のように80年代・90年代が好きな往年のF1ファンにもおススメです。

[目次]
F1はどう進化し、そしてどこへ行くのか?/ グランプリ史を変えた、傑作マシンたち / 歴史に残る傑作テクノロジー TOP10 / 特集 THE 30 YEARS OF F1 TECHNOLOGY 1987-2016 F1技術30年史 / 1987-1988[1.5リットル ターボエンジンの時代] / 1989-1994 [3.5リットルNAエンジンの時代] / 進化し続けるF1の安全性 / O・ZレーシングがF1に挑み続ける理由 / 1995-2005[3.0リットルNAエンジンの時代] / 1/43で蘇る「伝説のファンカー」ブラバムBT46B / たどり着いた“究極”の構造 / 2006-2013[2.4リットルV8エンジンの時代] / 2014-2016[1.6リットルV6ターボ+ERSの時代] / 津川哲夫×大串信がぶっちゃけトーク F1には、テクノロジーにもアーティストが必要だ!


■「GP CAR STORY Vol.14 Tyrrell 022 (2015.12.08 発売)

GP Car Story(vol.14)
価格:1080円(税込、送料無料)




F1の名車を紹介する「GP CAR STORY」シリーズの通巻14号は、片山右京氏がドライブした「ティレル022・ヤマハ」。

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1994年、この「ティレル022」でドライブした片山右京は本当に早かったです。予選で当時日本人最高位の5位、入賞3回、ドイツGPでは予選5位からのジャンプアップで一時単独3位を走行しました。また、チームメイトのマーク・ブランデルがスペインGPで3位表彰台・入賞2回と好成績でした。



1994年と言えばサンマリノGPでセナ・ラッツェンバーガーの悲劇がありましたが、この時のレースでも5位入賞を果しています。もしこのシーズンが悲劇に見舞われずシーズン中のレギュレーション変更がなかったら、「ティレル022」はもっと活躍できていたんだろうなと本誌を読んで改めて思いました。 

[目次] (一部抜粋)
世界に知らしめたその速さ カミカゼ右京、ここにあり / 右京、100%限界への挑戦 / 片山右京スペシャルインタビュー/“ヒリヒリ”して触れないシーズン。 / 甦るティレル022の記憶ー右京がシミュレーターで鈴鹿をアタック! / 巧妙にまとめあげられた諸刃の剣ー022 Manual / 「創造が不可能を可能にした」/マイク・ガスコイン インタビュー / レースごとの仕様とモディファイ / 崖っぷちのデザインワーク/ジャン−クロード・ミジョー インタビュー / 022 Detail File/マシンの細部を探る / たどり着いた“軽さ”という解答。/木村隆昭インタビュー / ライバルが語る022/ゲイリー・アンダーソン / 記録より記憶ー真の片山右京像を作った激動の一年間 / “カミカゼ”に魅了されてー日欧ジャーナリストが見届けた右京の成長 / Mark Blundell / コンマ5秒のハンディキャップ/マーク・ブランデル インタビュー / 結果を残した信頼の走り/1994年第5戦スペインGP / Re:Birth 01 ハーベイ・ポスルズウエイト/「1994年は始まりの時だ」 / Re:Birth 02 ケン・ティレル/「好循環に手応えを感じている」 / 数字で見る022の実力/②ティレル流F1処世術 / 1994年の風景/技術の成果が実る前に打ち切られた2輪メーカーによる異端のF1エンジン供給(ヤマハのF1参戦を振り返る/022全戦リザルト)/GP Model Story “白”の焦点


■「レーシングオン 特集 F1最熱狂期 (2015.10.01 発売)

レーシングオン(479)
価格:1549円(税込、送料無料)




ちょうどF1も日本経済もバブル期でした。参加チーム・台数も多く予選の予選、「予備予選」があった時代でした。本書は当時テレビにあまり映らなかった泡沫チームについても解説されており、目からうろこでした。

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[目次] (特集部のみ抜粋)
[特集]F1最熱狂期 The “Bubble” F1 ERA / 世界が、日本が躍っていた狂騒の時代 / インタビュー 鈴木亜久里 / 1:LARROUSSE 超・親日派の軌跡 / Machine Gallery Venturi Larrousse LC92 / ヤマハのF1挑戦史を振り返る / なるほど! ザ・F1フィーバー あの時、F1はステータスだった──バブル期F1にまつわるデータ / 朝8時に始まるもうひとつの“グランプリ” 決戦は金曜日 / 個性に賭けた泡沫車たち / 1989-1992 予選出場マシン総覧 / 2:MINARDI 粋人たちの矜持 / インタビュー イワン・カペリ / 中谷ブラバムシート喪失騒動の裏側 届かなかった許可証 / 3:LIGIER バブルと無縁の「青き愛国心」 / “まぼろし”のF1アジアグランプリ / [スペシャル対談]中嶋悟×川井一仁 / 苦境のチーム・ロータスを救った日本企業の決断 / なるほど! ザ・F1フィーバー 億の売り上げがあったところも…… ──F1グッズショップ武勇伝

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余談ですが本書には残念ながら掲載されていないのてすが、「オートスポーツ」の動画サイトで幻の「いすゞ」のF1用・V型12気筒ガソリンエンジン「P799WEが「ロータス102C」に搭載して試験走行された動画がアップされています。




当時、このエンジンの事は知りませんでした。同時期のホンダ以外の日本メーカーのF1エンジンと言えば、「スバル」の3.5リットル水平対向12エンジン「スバル1235」(コローニ)、「ヤマハ」の3.5リットルV12エンジン「OX99」(ブラバム)とありました。

いすゞ」と言えばトラックのディーゼルエンジンですが、このガソリンエンジンを作った理由が「いすゞの技術力を確認するためだけ」だそうで、ベンチテストが好成績だったので実車に載せてみようという、今では考えられないバブリーなお話。ですが、動画を見る限りいい感じでエンジンが吹き上がっています!!

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本誌「ロータスを救え!!」にもある通り、当時のロータスは終焉の時期を迎えており、日本スポンサーが多数サポートされておりました。もし、このまま搭載されたら? また他の日本系チーム「レイトンハウス」、「フットワーク・アロウズ」、「エスポ・ラルース」などがこのいすゞのV12を採用していたら、ひょっとしたらかもしれませんね。。。

ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました!!

ぜひ、ホームページ「外房雑記録」(http://sotobou.web.fc2.com/)にも、遊びにきてくださいね♪ 内容は、Nゲージ入門(鉄道模型)ガイド、JR外房線ガイド(車両・歴史・廃線など)、クラブミュージック/クラブジャズ/洋楽の名盤CDガイドです。

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