Twitterのタイムラインで知りました、




こういうF1のマイナーな車種がプラモデル製品化されていて、まさか再生産されるなんてびっくりしました!! ハセガワから「1/24 ザクスピード ZK891」が、2018年1月に再販予定です。




[メーカー]  ハセガワ
[スケール]  1:24
[品番・品名] 20324 ザクスピードZK891
[発売予定日] 2018年1月13日
[本体価格]  2,800円 (税抜)
[パッケージ]



[完成見本]






ザクスピード ZK891」は、1989年のドイツのF1チーム「ザクスピード」の実質F1参戦最後になったマシンでした。

ドライバーは、前年1988年に鈴鹿で初F1スポット参戦 (ラルース ローラ LC88)を果たし、1989年に日本人2人目となるフル参戦を果たした、カーNo.35の鈴木亜久里とドイツ人のカーNo.34のベルント・シュナイダーでした。



この年1989年からF1はターボ禁止となり、全車が自然吸気エンジン (V8、V10、V20) エンジンを搭載した20チーム、39台がエントリーしました。タイヤもピレリが復帰し、グッドイヤーとのタイヤ戦争も勃発。



この頃はF1ブーム真っ盛りで、マクラーレン・ホンダ MP4/5が強く、日本グランプリでセナとプロストが接触したり、最終戦のオーストラリアGPで雨のナカジマ、中嶋悟の日本人初のファステストラップを記録したとても印象深い年でした。

ザクスピード・ヤマハと言えばチームにとっても失敗作マシン・黒歴史といえる内容で、ベルント・シュナイダーが2回予選・決勝に進んだだけで、鈴木亜久里に至ってはシーズン全16戦全て予備予選落ちという不名誉な記録だけ残しました。


(カーNo.35 鈴木亜久里)


当時はエントリー数が多く、ザクスピードのような弱小チームはまず予備予選で上位4位に入り、予選・決勝へ出場できる全30台に入らなければいけませんでした。

この年のザクスピードは自前のエンジンをやめて、前年度F3000シリーズチャンピオンからF1に初挑戦したヤマハ製エンジンのV8エンジン「OX88」(5バルブヘッド)を無償で入手しましたが、非力かつ信頼性がとても低くテスト走行すら難儀する状態でした。


「OX88」(ヤマハ V8エンジン)


しかもメカニックがギヤを組み間違えたり、



ハンドルを切るとタイヤがフロントウィングの翼端板に当たってタイヤを切ってしまうなど、チーム自体もグタクダな感じでした。(現場で翼端板を切って、ルーターで修正・・・)



鈴木亜久里も「捨てちゃえよ、こんな車!!」と不満をぶちまけてしまう始末、本当に同情してしまう状態でした。



ですが、鈴木亜久里は翌年にラルース ランボルギーニ・ローラ LC90で、日本人初の3位表彰台に上がりました。




ハセガワの「ザクスピード ZK891」のプロトモデルはインダクションポッドがT型・タバコ広告禁止国仕様のようです。当時ザクスピードのメインスポンサーは、タバコメーカーの「West」ですが、タバコ広告禁止国は「East」となっていました。



タミヤもそうなんですが、昔のキットはタバコメーカーのデカールは入っていたんですが、最近のキットはタバコデカール別途用意しなければならず、手間ですね。。。





ちなみに「1/24 エスポ ラルース LC90」(ハセガワ)も2018年2月な再販予定です。




[メーカー]  ハセガワ
[スケール]  1:24
[品番・品名] 20330 エスポラルース LC90
[発売予定日] 2018年2月17日
[本体価格]  2,800円 (税抜)
[パッケージ]



[完成見本]




ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました!!

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